「名橋たちの音を聴く」日本橋篇Vol.12・・・
今から105年前、ルネサンス様式のアーチ橋に架け替えられた「日本橋」は、水上をゆく船からの眺めをも意識して丁寧にデザインされたものでした。今回は、「脚のヴィオラ」という意味を持つ古楽器ヴィオラ・ダ・ガンバの音色で重要文化財でもある名橋「日本橋」とその周辺にかかる橋たちがもつ響きを愛でていきます。織田信長をはじめ安土桃山の大名たちも耳を傾けたとされるヨーロッパの弦楽器の音色の向こうに、都市が奏でる音の風景=サウンドスケープを聴きながら、音をきっかけにまちを味わう「船上の音遊び」。


日時: 2016年4月9日(土)
第一便11:30-12:30/第二便13:00-14:00
※両便とも残席僅少です。
※お申込みは当日9:00までにお済ませください。
  9:00以降にお申込みされた場合、定員に達していましてもご連絡できません。

音楽家と解説者:
品川聖(ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者)
辻康介(うた/声楽家)
鳥越けい子(音遊び解説/青山学院大学教授)
鷲野宏(まちの解説/都市楽師プロジェクト主宰)

会場: 日本橋川を漂う船の上 (乗船場所:日本橋船着場)
定員: 各便30名 (お申込み先着順) 
参加費: 4,000円  ※雨天・荒天中止(前日判断)



 
   


都市楽師プロジェクト「名橋たちの音を聴く」



品川聖 (ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者)
桐朋学園大学古楽器科を1999年卒業後、同年ブリュッセル王立音楽院に留学。 2003年ディプロマを取得し首席で卒業。ヴィーラント・クイケン 氏ほかに師事。留学中の2001年、安曇野でのソロ・デビュー以来、各地でコンサート活動を展開。主としてヴィオラ・ダ・ガンバのソリストとして 活躍。2006年より「J.S.バッハ:ガンバソナタ全曲」のコンサートを毎年開催している。これまでに3枚のソロCDをリリース。東京古典楽器 センター講師、日本ベルギー学会会員。 公式ウェブサイト http://hijiri-s.com/


辻康介 (声楽家)
1600年頃のイタリア音楽を中心に様々なジャンルの音楽を歌い、イタリア語歌を独自訳の日本語でも歌う。主宰する三つのユニット「ビスメロVisMelodica」「ネーモー・コンチェルタートnemo concertato」「南蛮ムジカ」での活動を中心に、「ジョングルール・ボン・ミュジシャン」などで歌う。「辻康介の体感音楽史:中世の移動ド」講座には数多くの受講生が集まっている。声楽を牧野正人、クラウディオ・カヴィーナらに師事。国際ロータリー財団奨学金でイタリアに留学、声楽の他にも古楽の理論的基礎を学んだ。国立音楽大学楽理科卒。

鳥越けい子
鳥越けい子 (青山学院大学教授・芸術文化学博士)
日本各地の音文化の調査研究をおこないつつ、「サウンドスケープ(音の風景)」から「形あるもの・見えるモノを超えた環境」をテーマに、生活文化の継承や伝統文化の新たな活用を視座に入れたまちづくり、環境をめぐるデザインから保全に至る各種のプロジェクト、都市をフィールドにしたワークショップを展開している。専門は、音の環境文化学、環境美学、音・音楽とまちづくり。聖心女子大学教授を経て、現在、青山学院大学総合文化政策学部教授。

鷲野宏
鷲野宏 (都市楽師プロジェクト主宰)
アートディレクター/デザイナー。 芝浦工業大学卒 (曽根幸一・環境設計研究室 )。代議士秘書を経て、2007年鷲野宏デザイン事務所を設立。グラフィックデザインやアートプロジェクトを中心に活動。主宰する「都市楽師プロジェクト」では、音や音楽を刺激として建築や都市の「その場らしさ」を共有していくプログラムを実践している。日本サウンドスケープ協会理事。



「名橋たちの音を聴く」日本橋篇Vol.12プログラム





<乗下船>日本橋船着場

東京メトロ半蔵門線・銀座線「三越前」駅B6出口徒歩1分
東京メトロ東西線・銀座線・都営浅草線「日本橋」駅B12出口徒歩3分 
「日本橋」南東の橋詰「滝の広場」(野村證券様手前・交番脇)にあります。
(※受付は、各便出航15分前から5分前までにおこないます。)


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 ※お申込みフォームは別窓で開きます。
 ※両便とも残席僅少です。
 ※お申込みは当日9:00までにお済ませください。
   9:00以降にお申込みされた場合、定員に達していましてもご連絡できません。

<ご注意いただきたいことの概要>
・雨天・荒天時の中止判断は、開催日前日に主催者が行い通知します。
・中止判断は開催日前日夕方にウェブに掲載するとともにメールにてご連絡します。
・音の響きや都市環境を味わうために使用船舶には屋根がありません。※1
・乗船中の写真撮影はできます。乗船中の動画の撮影はできません。※2
・就学前のお子様のご同伴はご遠慮ください。(なお、お子様も参加費は同一です。)

※1:運行コースの上部には高速道路があり、雨の影響は少ないですが、少雨決行の場合はカッパをご利用ください。/ ※2:録画・録音は原則禁止ですが、用途により可となる場合もございます。ご相談ください。なお、なお、YouTubeへの投稿は禁止します。(主催者は写真撮影・動画撮影・録音等の記録を行います。)





<動画による「名橋たちの音を聴く」のご紹介>


徳川家康が江戸に入城した1590年に、フランスの修道士によって発明されたとされる古楽器セルパン。この動画は、19世紀チューバの発明により忘れ去られた蛇の形をした古楽器・セルパンと声楽の組み合わせでおこなったときの「名橋たちの音を聴く」の様子です。1590年は日本橋川の原型となった「道三堀」が掘削された年でもあります。ヨーロッパはルネサンスの最終の時季であり、バロックの萌芽の時季にあたり、日本橋の街にあふれる意匠のモデルと重なります。(映像は朝日新聞社のものです。/2012年09月08日実施)

都市の躍動に耳を傾ける時間。(都市楽師プロジェクト「名橋たちの音を聴く」日本橋篇2014)http://toshigakushi.com

Posted by 鷲野 宏 on 2015年4月26日


<フライヤー/PDF2.1MB>



               


<企画概要>
日程:2016年4月9日(土)
会場:日本橋川 (日本橋船着場乗下船)
主催:都市楽師プロジェクト 
制作協力:Da Nemo 協力:名橋「日本橋」保存会 三井不動産株式会社 協賛:株式会社ジール(船舶所有者)
企画制作:都市楽師プロジェクト(企画制作・ディレクション:鷲野宏 / 制作協力:鳥越けい子 辻康介)
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